EdgeRouter XでDS-Lite+公開サーバ用PPPoE設定 その1

EdgeRouterXでDS-Liteと公開サーバ用にPPPoEを設定したいと思います。

1. ネットワーク概要

WAN側は、NTT光、光電話はなし。WAN側の接続(eth0)は、IPoE+DS-LiteとPPPoEで接続します。LAN側は、IPv6の設定はしないでIPv4のみとします。LAN1(eth1)に192.168.10.0/24を割り当て、こちらに公開用サーバを立てます。こちらは、PPPoE接続にします。LAN2(switch=eth2-eth4)側は、IPoE+DS-Liteで接続し、インターネットの高速化を狙います。
speedtestで測ると、PPPoEが100Mbps〜300Mbps前後ですが、IPoE+DS-Lite接続にすると400Mbps〜600Mbpsぐらいのようです。

2. IPoE+DS-Liteの設定

eth0でIPoE用のIPv6を設定します。しばらくすると、ルータにIPv6が設定されます。そのIPを元にDS-Lite用の設定をしていきます。 ipv6-tunnelで、encapsulationにipip6を設定し、local-ipにルータに割り当てられたipv6のアドレスを設定しremote-ipにtransixサービスのipを設定します。
設定は、こんな感じになります。
 interfaces {
     ethernet eth0 {
         description WAN(IPoE+DS-Lite)
         duplex auto
         firewall {
             in {
                 ipv6-name WANv6_IN
             }
             local {
                 ipv6-name WANv6_LOCAL
             }
         }
         ipv6 {
             address {
                 autoconf
             }
             disable-forwarding
             dup-addr-detect-transmits 1
         }
         speed auto
    }
    :
    ipv6-tunnel v6tun0 {
         description DSLite
         encapsulation ipip6
         firewall {
             in {
                 name DSLite_IN
             }
             local {
                 name DSLite_LOCAL
             }
         }
         local-ip 2409:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx <-自分の環境に合わせてください。
         multicast disable
         remote-ip 2404:8e00::feed:100 <-NTT東日本
         ttl 64
     }
 }
最後にstatic routeでv6tun0へ流し込みます。
 protocols {
     static {
         interface-route 0.0.0.0/0 {
             next-hop-interface v6tun0 {
             }
         }
     }
 }
次回は、PPPoEの設定とその振り分けについて記載しようと思います。

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